近年、企業におけるeラーニングの活用は、今までのような各部門が独自に運用を行う形態から、全社導入による共通の教育基盤として運用を行う形態へと変化してきました。
これは、営業部門や商品企画部門など特定部門が実施する教育のほかに、人財・総務部門などが海外拠点やグループ会社を含めた全従業員を対象に、コンプライアンス教育や環境教育といった全社統一教育を、eラーニングを活用して発信を開始したことが背景としてあります。
また、現在のような厳しい経済環境における教育コストの削減は、社員の能力維持・向上を困難にし、それに伴う品質やサービスの低下は、競争力の弱体化を招きます。教育に必要な費用を抑制しつつ、社員の一人ひとりのスキル維持、向上のために必要な教育をタイムリーかつスムーズに展開し、競争力の強化を行うことが重要であり、そのツールとしてeラーニングシステムには、教育のすばやい展開と運用の手軽さが求められています。
「HIPLUS/enterprise」は海外拠点を含めた全社およびグループ会社が、全社統一の教育基盤としての活用はもちろんのこと、それぞれの研修主催部門が独自の研修運用を可能とするために、教材登録、学習者登録や教育コースの開催を、さまざまな組織単位で実施し、すばやい教育の展開を可能としました。
また、グローバルに教育を発信するために欠かすことのできない言語対応として、日本語/英語/中国語のインターフェースを用意、「言語セット」の追加で対応言語の追加も可能とし、地球規模での教育コースの発信を可能としました。
特長
さまざまな組織単位での教育発信が可能
- 部門単位、役職単位、海外拠点も含めたグループ全体、といったさまざまな組織単位で、教材、学習履歴の管理や、管理者、学習者の登録を可能とすることにより、全社統一の教育、部門単位の教育、あるいは、社外ステークホルダー向けの教育まで、さまざまな形態での教育コースを開催することが可能です。
各種学習活動を統合管理、各種教材形態の登録が可能
- eラーニングはもちろん集合研修、OJT、外部研修など、あらゆる教育の受講履歴を統合管理できます。また、扱える教材の形態を問わず教育を展開できるため、既存資料を利用してのスピーディな情報の発信も可能です。
日本型企業特有の組織形態への対応した「兼任・兼務」の設定
- 役職の兼任や、業務の兼務といった組織運用に対して、ユーザ管理を容易に行うことが可能です。
全社規模の教育運用にも安心してご利用いただける安定稼働の実現
- JavaEE技術採用、Web/AP/DBの3層分離、信頼性の高いミドルウェアの採用により、海外拠点およびグループ会社を含めた大規模な運用に対して、安定稼働とシステム拡張の容易性を実現しました。
お客さまメリット
経営者の方にとっては
グループ各社にシステムを構築する必要がなく、設備投資を抑えることができます。また、グローバル化する企業において、国内に留まらず、海外拠点や現地法人に対してのガバナンス強化に最適、研修実施に掛かる費用の削減とともに、人の移動にともなうCO2の排出削減にも寄与します。さらに、社外へ教育の発信が同時に可能なため、独創的なサービスを協力会社やお客さまに対して提供することができます。
研修を主催する部門の方にとっては
研修管理グループ機能により、さまざまな単位で教材や学習履歴を管理、運用できるため、全社統一の教育はもちろんのこと、グループ会社を含めた多くの部門による独立した教育コースの運用により、スピーディな教育の発信が可能となります。
学習者や学習管理を行う方にとっては
さまざまな教育、学習履歴を一元管理可能なため、学習者は教育コースと自身のスキルを容易に把握することができます。また、管理者は部下の能力を容易に確認することができ、適正な人財管理が可能となります。
導入・運用に関するサービス
システムの導入から運用にあたり、以下のサービスをご用意しております。
導入コンサルティングサービス
システム導入にあたって必要なシステム要件の定義・決定をお客さまがスケジュールどおりに完結できるよう支援いたします。
システム構築サービス
システムの構築にあたり、導入設計・運用設計の設計フェーズ、構成機器・関連ソフトウェアの手配などの調達フェーズ、そしてシステム構築・動作確認フェーズ、および管理者の方・利用者の方への導入教育フェーズのそれぞれを行います。
システム運用支援サービス
システム運用をスムーズに開始していただくための支援サービスです。お客さまの運用にあわせて、ユーザ情報の設定、教材作成、学習管理、履歴管理、などの利用定義を行います。
ソフトウェアサポートサービス
ソフトウェアの改善等や不具合をサポートするサービスです。
ソフトウェアのレビジョンアップ製品のご提供やソフトウェアに関するお問い合わせに対応いたします。
ソフトウェアカスタマイズサービス
ソフトウェアをお客さま用にカスタマイズするサービスです。
コンテンツサービス
教育ニーズに最適化された良質かつ多数のコンテンツを、タイムリーに配信するために、以下のソリューションを準備しています。
- オーダーメイドコンテンツ制作サービス
- お客さまによるコンテンツ制作時のサポートサービス
HIPLUS/enterpriseの主な機能
学習者機能
学習者としてHIPLUS/enterpriseを利用する場合の機能です。
| 個人ポータル | お知らせ・受講クラス一覧・クラス詳細・掲示板・Q&A・FAQ・受講履歴検索・外部受講履歴申請・個人設定(パスワード管理・本務/兼務切り替え) |
|---|---|
| 学習 | 学習教材・テスト教材・アンケート教材・ランダムテスト教材・補助資料 |
| 学習履歴 | 個人の利用履歴・成績履歴の参照 |
| コミュニケーション機能 | 掲示板、Q&A、FAQの利用 |
| 受講者登録 | 募集中のクラスに受講者として登録 |
研修管理者機能
クラス・講座・教材など研修オブジェクトを管理する機能です。
研修主催元ごとに独立した管理が可能です。
| 研修管理者ポータル | 権限(学習者/各管理者権限)切り替え・各権限に応じた管理メニュー表示・Q&Aの質問回答・FAQの登録 |
|---|---|
| クラス管理 | 受講期間・公開範囲の制御・受講資格の定義・コミュニケーション機能利用可否設定 |
| 講座管理 | 教材の割り当て・学習順序制御・教材の並び順制御・講座の完結条件定義 |
| 教材管理 | 各種教材のパラメータ値(ライセンス・実行回数・教材完結条件設定など)の設定 |
| アンケート集計 | アンケート回答の集計・個人別回答内容確認・集計結果CSV取得 |
| 受講者登録 | 主催した教育に受講者を登録 |
システム管理者機能
HIPLUS/enterpriseのシステムを維持するための機能です。
| システム管理者ポータル | 権限(学習者/各管理者権限)切り替え・各権限に応じた管理メニュー表示・ユーザメンテ・サーバ管理・Q&Aの質問回答・FAQの登録 |
|---|---|
| 研修管理グループ管理 | 管理体系である研修管理グループの作成と研修管理者を指定 |
| お知らせ機能 | お知らせ・全社お知らせ・緊急お知らせ |
| メール機能 | 送信条件設定(講座の未実施・未完結など)・送信スケジュール設定メール送信権限の委任 |
| ユーザ管理 |
ユーザデータの一括CSV登録・CSV取得 役職・職位・職種などのユーザ属性マスタ情報メンテナンス |
| 組織管理 | 組織情報の一括CSV登録・CSV取得 |
| 稼働状況管理 | システムの稼働状況をレポート |
| パラメータ管理 | システムのバッチ処理・ログ設定・表示設定 |
受講履歴管理機能
権限ごとに参照範囲を制限して受講履歴検索を実施する機能です。
| システム管理者 | システム内で運用されている教育の受講履歴を一元管理 |
|---|---|
| 研修管理者 | 研修管理対象の受講履歴を一元管理 |
| 教育管理者 |
管理対象を限定した受講履歴管理 (所属上長による部下の受講履歴管理) |
| クラス管理補助者 | 管理対象のクラスの受講履歴を管理 |
| 進捗管理者 | 任意にグルーピングされた受講者の受講履歴を管理 |
教材作成機能
HIPLUS/enterpriseで利用できる形式に教材を編集する機能です。
| 教材作成 | HIPLUS型教材・テスト教材・ランダムテスト教材・検定試験教材・アンケート教材・標準規格教材(AICC/SCORM1.2)の作成 |
|---|---|
| 教材管理 | システムに登録された教材の一元管理 |
その他機能
| マルチリンガル |
日本語・英語・中国語の3ヵ国語のインターフェイスを標準サポート 文字コードにUTF-8を採用しているため、ほかの言語も追加可能 |
|---|---|
| シングルサインオン | お客さまのポータルサイトなど、他システムからHIPLUS/enterpriseへシングルサインオン可能 |
| 申込機能 |
任意のグループ単位での受講者登録・受講履歴管理を実現 個人単位での申込と、管理者を立てた団体申込の管理が可能 |
| 企業コード | HIPLUS/enterpriseシステムを任意の企業・組織ごとに独立させて運用可能 |
| 本務/兼務 | 日本独特の組織体系である、本務/兼務の切り替えを標準サポート |
| 外部受講履歴登録 | 集合研修など、HIPLUS/enterprise以外で履修した受講履歴をシステムに取込むことが可能 |
- *
- 有償オプションの機能を含みます



